思い起こせば10数年前
当時19歳だった自分は、美容室の面接に行った際、
面接していただいた方に
「どんな美容師になりたいですか?」
と聞かれ、
「本人が気にいらなくても素敵なヘアスタイルをつくれる美容師になりたいです」
と答えたのを鮮明に覚えています。
完全に言葉が足りていないので
当然その面接は落ちました…
今自分が施術させていただく中で大切にしていることは、
『当人が気にいるのは当たり前、その方のまわりにいる方にも気に入ってもらえる褒められるヘアスタイルづくり』
口下手なため多くを語るのは苦手ですし、自分の美学から外れるのであまり言いませんが…
彼氏さん?旦那さん?まだ見ぬ恋人?同僚?親友?
に褒められるヘアスタイル。
男性、女性、年上の方、年下の方、
あなたのまわりにいるすべての方に高評価を狙っているのではなく、
あなたが褒められたいその人に褒められるヘアスタイルに。
「いいねその髪型」
と言われるように。
見えないその人を意識して。
逆に
本人がすごく気に入ってお帰りになられても、まわりの反応が悪いとそのへアスタイルはNGとなってしまう事が多いです。
それだけまわりの影響は大きいと思います。
つまり
当人<まわり
を意識して施術されていただいています。
過去に面接で語った
「本人が気にいらなくても素敵なヘアスタイルをつくれる美容師になりたい」
10年の時を経て
つながっていると感じた次第でした。
という話。
あなたは誰に褒められたいですか?